トラブル多発!?保証人紹介ビジネスってどんなサービスなの?

 

ojigi_fukai_side「保証人になってほしいんだけど・・。
 絶対に迷惑はかけないから。お願い!」

 

知り合いから保証人になってくれないか?と依頼されたら、あなたはどう感じますか?

 

自らすすんで「保証人になりたい!」というひとはいないのではないでしょうか。

 

しかし、社会生活を送っているとさまざまな場面で保証人を立てなければなりませんよね。

・入学
・就職
・マンション、アパートを借りる
・老人ホームなどの施設へ入居する
・お金を借りる

等々

 

頼める相手がいればいいのですが、人間関係が希薄になり、引き受けてくれそうな相手が誰ひとりいないというケースも多くなっています。

 

そんなひとをターゲットにして登場したのが『保証人紹介ビジネス』です。
保証人代行サービスとも呼ばれています。

 

保証人の当てがなく困っているひとに、業者がそのなりてを紹介するという、ありがたいサービスではあるのですが、実は、トラブルもたくさん報告されています。

 

ここでは、保証人紹介ビジネスのしくみや、トラブル事例、トラブルに遭わないための対処法について調べてみたいと思います。

 

 

保証人紹介ビジネスとは

 

自分で保証人を見つけられないひとへ保証人を紹介する『保証人紹介ビジネス』。

そのしくみは次のようになっています。

 

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保証人紹介業者は、保証人となってくれるひと、保証人を探しているひとを募集します。

保証人のなりては、名義登録し保証人になることで報酬を得られます

保証人を探しているひとは、登録料や紹介料などの手数料を払うことで、保証人のなりてを紹介してもらえます

 

マンションやアパートの賃貸借契約などで利用される『保証会社』とは違い、保証人になる個人を紹介するサービスですので間違えないようにしてください。

 

 

保証人を紹介してもらうまでの流れ

 

業者から保証人を紹介してもらうまでの一般的な流れを見ていきましょう。

 

computer_laptop◇業者に登録する
業者へ申し込みをし登録します。
業者によっては1~2万円ほどの登録料を請求されます。

 

◇書類を提出する
保証人の記入が必要な契約書類、本人確認書類などを業者へ提出します。

 

◇紹介料を支払う
保証人を紹介してもらいます。
この際、紹介料として5~10万円ほどを支払います。保証人が2人必要なら保証料も2倍となります。

保証料は、何の保証かによって金額が決まっている場合もあれば、融資額の10%、家賃の30%といったように割合で決められていることもあります。

 

◇書類が返送されてくる
保証人の欄にサインされた契約書類が返送されてきます。
保証人の印鑑証明やなどが必要であれば用意してもらうこともできます。

保証人に直接会ってサインしてもらえる、書類を手渡しで受け取れる業者もありますが、郵送でのやり取りとなる業者が多いようです。

 

 

保証人紹介ビジネスでトラブルに遭った例

 

紹介された保証人では審査に通らなかったpose_ng_woman

インターネットで見つけた紹介業者に融資を受けるための保証人を紹介してもらいましたが、貸金業者の審査に通らず融資が受けられませんでした。

紹介料として10万円も支払ったのに、審査に通らないなんてどういうことかと問い合わせましたが、その後電話がつながらなくなってしまいました。

 

保証人を紹介してもらえなかった

保証人代行サービスに申込み、公務員の保証人を紹介してもらえることになりました。
手数料を振り込んだ日に紹介してもらえると聞いていたのに、当日は紹介してもらえず、その後も保証人のサインをしてもらうことはできませんでした。

 

自分も誰かの保証人になるよう言われた

借金の保証人が必要で、インターネットで紹介業者に登録料1万円を払って登録しました。
ちゃんと保証人を紹介してもらったのですが、自分も他の人の保証人になるよう言われてしまいました。
事前説明などが全くなかったので、登録を取り消したいと申し出ましたが認めてもらえませんでした。

 

架空の人物を紹介されたfigure_standing

業者から紹介された保証人が確かな人物なのか不安だったので、念のため保証人の勤務先に確認してみることにしたのですが、該当者がいませんでした。

 

保証人を必要としたひとだけでなく、保証人として名義を貸したひともトラブルに遭っています

 

保証人として名義を貸したら、滞納家賃を払わされることになった

紹介業者から、名義を貸すだけで報酬がもらえる、リスクは業者が負うから大丈夫と言われ、保証人登録をしました。

その後、賃貸契約の保証人になったのですが、契約者本人が家賃を滞納したまま逃げてしまい支払いを求められてしまいました。

紹介業者に支払うよう伝えましたが、まったく負担してくれる気配がありません。

 

保証人紹介業者を介して名義を貸しただけと思っていても、保証人になれば、契約者本人が返済または支払いができない場合に、代わりにお金を払う義務があります

※保証人の責任については、以下の記事で詳しくお話しています。
 お時間のある方はぜひ一読ください。
 『知らなかったでは済まされない。「保証人になる」ってどういうこと?

 

業者は、形式上の保証人になるだけで債務は負担することはないと説明することがありますが、実際はそうではないことが多いようです。

 

 

トラブルに遭わないためには

 

◇簡単に保証人紹介業者に登録しない

インターネットから登録できてしまうため、手軽に申込みをしてしまいがちですが、登録してしまったことで登録料や更新料を請求されるようになったり、キャンセルを申し出ても応じてもらえず、高額なキャンセル料を請求されたなんていう例もあります。

紹介業者に登録する前に、他に手段はないか、保証人を依頼できるひとはいないかを検討してみてください

 

◇保証人名義は絶対に貸さない

紹介業者が「名義を貸すだけ」「債務負担はない」と謳っていたとしても、債権者(お金を貸すひと)との関係では、保証人である自分に支払い義務があります。

見ず知らずの他人の保証人になることは、大きなリスクを伴いますので、絶対に保証人としての登録をするようなことはやめましょう

 

◇保証人が見つからない場合は、行政窓口で相談を

どうしても保証人を見つけられないときは、お住まいの自治体の窓口で相談してみましょう

 

また、トラブルに遭ってしまったら、すぐに消費生活センターに連絡してください

全国の消費生活センター等
http://www.kokusen.go.jp/map/