大学進学を希望していますが、うちは貧乏です。
たぶん両親の収入では入学金や授業料を払えないと思います。
うちのように家計が苦しくても教育ローンでお金を借りることはできますか?
教育ローンの審査に通るかどうかは、申し込みをして審査を受けてみないとわかりません。
場合によっては借りられないということもあります。
まずは、あなたが不安に思っている今の気持ちを、ご両親に話すことが大切です。
その上で、教育資金を用意する方法をよく相談してみてくださいね。
教育資金の不足を補うための手段には、奨学金という制度もあります。
教育ローンと奨学金、それぞれについて解説しますので、参考にしてください。
◆『教育ローン』は、教育資金を借りるローン。保護者が申込みます。
教育ローンは、借りるお金の使い道を
教育資金に限定したローン
です。
保護者が申込み、審査を受けることになります。
返済も保護者
が行います。
・公的な教育ローン
・民間の教育ローン
・大学が金融機関と提携している教育ローン
などがあります。
日本政策金融公庫の「国の教育ローン」は、 比較的低金利 で借りることができ、 在学中は利息分のみの返済 ができます。こどもの数に応じた所得制限がありますが、教育一般貸付で350万円まで借りられます。
民間の教育ローンは、銀行、信用金庫、ろうきん、JA、保険会社などの金融機関が取り扱っています。キャンペーンで金利が優遇されることもあります。各商品を比較し総合的に有利なものを選びましょう。
◆『奨学金』は、学びたい学生の経済的負担を軽くする制度。借りるのは本人です。
奨学金は、 学ぶ意欲があるのに家庭の経済的な理由で進学が難しい学生に対して、学費や生活費を支援する制度 です。
お金を返す必要がない「 給付型 」と、返す必要がある「 貸与型 」の2種類があり、貸与型にも、無利子と有利子の2つがあります。
学生本人が借りますので、貸与型の場合は、将来に渡って 本人が返済 しなければなりません。(保護者が連帯保証人になれば保護者にも返済義務があります。)
・公的な奨学金
・民間の奨学金
・大学独自の奨学金
があります。
貸与型の代表は、 日本学生支援機構の奨学金 です。
無利子の「第一種奨学金」と有利子の「第二種奨学金」があります。これと合わせて入学時の一時金として借りられる「入学時特別増額貸与奨学金(利息付)」があります。
| 第一種奨学金(無利息) | 第二種奨学金(利息付) | |
|---|---|---|
| 対象 | 大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)に在学する学生・生徒 | 大学院・大学・短期大学・高等専門学校(4・5年生)・専修学校(専門課程)の学生・生徒 |
| 利息 | 無利息 |
年利3%を上限とする利息付(在学中は無利息)
※平成26年1月末時点で、利率固定方式年0.89%、利率見直し方式年0.30% |
| 選考 | 特に優れた学生及び生徒で経済的理由により著しく修学困難な者 | 第一種奨学金よりゆるやかな基準 |
| 月額 | 進学先と通学形態(自宅・一人暮らし)によって定められている。 | 5種類の月額から選択。在学採用の場合は申込年度の4月までさかのぼって借りられる。 |
近年、増えているのが、給付型でかつ受験前に申込み、合格と同時に給付が決定する 「予約型」の大学独自の奨学金 です。進学を希望する大学に制度があるか、制度内容や条件を確認してみましょう。
◆教育ローンと奨学金、どっちを選ぶか?
奨学金は、返済できるか?ではなく 経済的に困窮しているけど学ぶ意欲があるか? ということを基準に審査されます。親がブラックリストに載っている(債務整理をしたなどで信用情報に事故情報が記録されている)場合でも、申し込むことができます。返済は就職してからでいいのもメリットですね。
さまざまな手段で資金を捻出する努力をしてもなお足りない場合は、 奨学金から検討してみる といいのではないでしょうか。ただし、本人の借金になりますので充分な自覚が必要です。
・所得基準で奨学金が利用できない(収入が多い)
・奨学金の審査に通らなかった
・奨学金では間に合わない(奨学金の支給は入学後)
このようなケースは教育ローンを検討する
ことになります。
まず国の教育ローンを、次にその他の教育ローンを考えるといいのではないでしょうか。
こちらの記事でも、奨学金と教育ローンについてお話しています。ぜひ読んでみてください。
『教育資金を借りる~奨学金と教育ローンについて解説します~』