違法業者とは?ひっかかりやすい人には特徴があった

 

『違法な金融業者に注意!』
金融庁をはじめとして、さまざまな機関で常に警告が発せられています。
各種メディアでも取り上げては消費者に注意を促しています。

違法業者から借りてはいけないということはみんな分かっていますよね。

それでも被害が後を絶たないのはなぜなのでしょうか。

つぎのようなことを整理して、その答えを探ってみたいと思います。

◇そもそも違法業者とはどんな業者?
◇被害に遭いやすいひと
◇違法業者にひっかからないために

 

 

違法な金融業者とは?

 

違法な金融業者というのは、ズバリ“法律に違反して貸し付けを行う業者”です。

貸金業者なら必ずしなければならない、国や都道府県への登録をしていません
法律で決められた貸付金利の上限を超える高金利で貸し付けをします
返済できないと人権を無視した取り立てをします

 

貸金業者として登録をしているかどうかは、金融庁のサイトで登録貸金業者検索ができますので、大手の消費者金融以外のところを利用しようと考えたときにはぜひ利用してください。金融庁では登録番号を詐称して業務を行っている会社名を公表しています。こちらも確認しましょう。

 

法律で認められている貸付金利は以下が上限です。

10万円未満  :年20%
10~100万円:年18%
100万円以上 :年15%

違法業者ではトイチやトサン、トゴといったことばが使われます。

トイチは10日で1割の利息が付くという意味です。トサンは10日で3割、トゴは10日で5割です。年利に換算すると、トイチでも365%ですから、とんでもない利息を取っていることが分かりますね。

 

また、借りたお金を返済できない利用者に対しては、昼夜を問わない督促電話、自宅のみならず会社まで押しかける、取り立て行為とは関係ないような嫌がらせ(勝手に大量の出前を注文など)をしてくることもあるようです。

 

詐欺といってもいいような悪質な業者が数えきれないくらい存在します。

違法業者の一例
押し貸し 契約していないのに無理やり振り込みをして法外な利息を請求する。
紹介屋 うちでは貸せないからと他の業者を紹介し、紹介料をだまし取る。
整理屋 借金整理しますと勧誘しながらも、手付金だけ取って整理はしない。
買取屋 クレジットカードで買い物をさせ、定価よりはるか安い金額で買取る。業者への借金とクレジットカードの返済が残る。
名義貸し 調査バイトと称して消費者金融と契約させる。バイト料は支払われるが、ローンカードを持っていかれ勝手に借金される。

 

 

ひっかかりやすいひとの特徴

 

違法業者から借り入れをしてしまうきっかけは、『返済に困って』というひとがほとんどではないでしょうか。

最初は銀行や大手消費者金融で借りていたけれど限度枠いっぱいまで借りてしまい、次に中小の消費者金融の門を叩きます。だんだん借り入れ件数が増えていくと、正規の貸金業者からは借りることができなくなります

ここで『このままではいけない!』と気づいて債務整理などの方法で解決できればまだいいのですが、返済期日が迫っているのにどこからも借りられない焦りから、違法業者の甘いことばが天使の声のように感じてしまうのです。

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一般的には次のようなひとは特に注意が必要だと言われています。

・まじめなひと
・義理堅いひと
・ひとを信じやすいひと
・意志の弱いひと
・はっきりと言えないひと
・外見で判断しがちなひと
・こころが弱っているひと

 

 

借りたお金は何が何でも返さなければいけないと考えて、どうにかして返済しようとする律儀なまじめタイプや、業者の押しに負けて借りてしまう意思の弱いタイプのひとは、ここで借りてはいけないとうすうす分かっていながらも借りてしまいます

違法業者でも見た目はごく普通のサラリーマン風だったりします。対応も親身に相談に乗っているよう装っている業者もいます。義理堅い人はここまで真剣に話してくれるひとは裏切れないと思ってしまったり、見た目が安心そうだから大丈夫だろうと安易に信用してしまっては業者の思うツボです。

返済できない状況に追いやられたときに、違法業者に手を出すか否かの分かれ道は性格によるところも大きいのかもしれません。

違法業者は常に騙しやすそうなひとを探しています。

 

 

被害に遭わないようにするにはどうしたらいいの?

 

違法業者の見分け方というのはコレ!という決まったものはありません。
ただ、違法業者の特徴や、業者と接点を持つ前に確認すべきことを知っておくことは被害を避けるのに役立ちます。

 

違法業者の手口

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・ターゲットは多重債務者や自己破産者
・「ブラックOK」「低金利で融資」「即日・簡単」などの甘い文句
・チラシ、電話、ダイレクトメール、紹介で勧誘
・貸付金額は数万円の小口
・返済期間は1週間など短期間
・自宅や携帯以外に、親族の連絡先まで聞く

 

登録業者か確認しよう

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・貸金業登録番号を明示しているか
・本当に貸金業としての登録があるか(金融庁のHPで検索可能)
・登録があっても疑わしければ、管轄の財務局か都道府県の貸金業担当課に問い合わせる
・日本貸金業協会の会員かどうかもチェック

 

貸付金利を確認しよう

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・貸付金利が法定外の金利ではないか(年20%までが法定上限)
・「10日で3割」「3万円借りて1週間後に4万円にして返す」などは法外金利

 

 

この他、少しでも不信感があるときは関わらないようにしましょう。個人情報を伝えた後では取り返しがつかないケースもありますので安易に教えないよう気を付けてください。

被害に遭うひとが後を絶たないのは、ターゲットに絞った勧誘や、違法業者の多様化、巧妙化の速度に利用者の認識が追いついていないからではないかと思います。

借金をすることのリスクをしっかり自覚し、最新の手口などにアンテナを張り続けることが自己防衛につながるのではないでしょうか。

みなさんも決して違法業者の被害に遭わないよう気を付けてください!