返済方式で返済総額が違う?本当にチェックすべきはこれ!

yubi

 

キャッシングなどで借りたお金の返しかた(いつまでに・どうやって・いくら)は、キャッシング会社がそれぞれ独自に決めています。

キャッシング比較サイトなどで『キャッシング会社によって最終的な返済総額が違ってくる』という情報を見かけるのはこのためで、キャッシングを選ぶ重要なチェックポイントのひとつです。

「でも、そんなに違わないんじゃないの?」
「申し込む前から返すときのことまで考えていられないよ。」

なんて言わずに、とても大切なことですのでぜひお付き合いください。

 

musimegane
ここでは、キャッシングの返済方式によってどのくらい返済総額に違いがでるのかを比べながら、本当にチェックすべきポイントはどこなのか?を探っていきたいと思います。

 

 

 

返しかたの基本『いつまでに・どうやって・いくら』

 

◇いつまでに → 返済期日

「いついつまでに返済してね」というのが返済期日で、主に2つの種類があります。

ひとつめは“毎月〇日”と日付を決めてその日までに返済するもので、給料日のあとにしておくと返済しやすいですよね。

ふたつめは、返済した日(初めて借りた場合は借入日)の35日後までに返済するというもので“35日ごと”などといわれます。

前者を採用しているキャッシング会社が多いのですが、なかには前者か後者かを選べるところもあります。

 

◇どうやって → 返済方法

どうやって返すかの“手段”のことを返済方法といいます。

口座振替、銀行ATM、コンビニATM、店頭窓口、銀行振込、ネット振込など、利用しやすい方法で返済することができます。

こちらも、利用できる返済方法はキャッシング会社によって違いますので、「この方法で返したい」という希望があるなら、その返済方法ができる会社を選ぶようにしましょう。

 

◇いくら → 返済方式

月々の返済額を定めているのが返済方式です。

返済方式にはさまざまな種類がありますが、よく使われている『残高スライド方式』なんていることばは聞いたことがあるかもしれませんね。

 

返済期日や返済方法が違っても返済総額を大きく左右することはありませんが、返済方式によっては返済総額に違いがでてきます。

ここからは、返済方式による違いについて見ていきましょう。

 

 

各社の返済方式の違いを知ろう

 

まずは、消費者金融大手のアイフル、アコム、プロミス、モビット、新生銀行カードローンレイクの計5社を例に挙げて返済方式を比べてみたいと思います。これは各社のホームページに記載されている返済方式です。

 

アイフル 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
アコム 定率リボルビング方式
プロミス 残高スライド元利定額返済方式
モビット 借入後残高スライド元利定額返済方式
レイク
※①か②を選択
①残高スライドリボルビング方式
②元利定額リボルビング方式

 

こうやってみると全て返済方式が違うような感じがしますが、アイフル、レイク①は『残高スライド元利定額リボルビング方式』で同じです。
アコムは『元利定率リボルビング方式』、プロミスは『残高スライド元利定額返済方式』、レイク②は『元利定額リボルビング方式』です。

次にそれぞれの返済方式について簡単に解説していきます。

 

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◇元利定額リボルビング方式(レイク②)

毎月、固定された金額を返済していく方式です。
返済額が固定なので返済計画・管理がしやすいのはいいのですが、借入額が多いと返済期間が長くなり返済総額も多くなります。

 

◇残高スライド元利定額リボルビング方式(アイフル、レイク①)

借入残高に対して返済額が段階的に変わっていく(スライドする)方式です。
次の表のようなイメージです。

借入残高 返済額
~10万円  3000円
~20万円  5000円
~30万円  7000円
30万円超 10000円

毎月の返済額が分かりやすいのですが、借入残高が減ると返済額も減るので、返済期間が長くなり結果として返済総額も多くなります。

 

◇元利定率リボルビング方式(アコム)

借入残高に一定の割合をかけた金額を返済していく方式です。
借入残高が少ないと返済額も少なくなり、定額を返済するより返済期間が長くなり返済額も多くなります。

 

◇残高スライド元利定額返済方式(プロミス)

借入残高に一定の割合をかけた金額返済していきますが、かける一定の割合が段階的に変わっていく(スライドする)方式です。
次の表のようなイメージです。

借入残高 一定の割合
~10万円 4.0%
~20万円 3.5%
~30万円 3.0%
30万円超 2.5%

 

 

具体例で返済総額を比べてみよう

 

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それでは、具体的な例で返済総額にどのくらい違いが出るのか、比べてみましょう。

ここでは次ような条件で借入と返済をしたケースで見てみることとします。

 借入額:10万円
 金利 :18.0%(プロミスは17.8%)
 返済額:できる限り少額に設定する

 

このケースの場合、返済総額が一番少ないのは、元利定率リボルビング方式のアコムで11万9,429円でした。

一番多く返済することになるのは、レイクの残高スライド元利定額リボルビング方式と元利定額リボルビング方式で13万8,781円でした。

同じ10万円を借りて約2万円の差は見逃せませんよね。

 

そして、ここで注目したいのは、同じ返済方式でも返済総額や返済回数に違いが出ていることです。

アイフル、レイクは、残高スライド元利定額リボルビング方式で同じですが、返済総額に1万円強の差があり、回数も15回違いますので返し終わるまでに1年以上のひらきがあるのです。

実は、このように違いができる理由は、月々の返済額にあります。
アイフルとモビットは4000円ですがレイクは3000円。アイフルとモビットのほうが毎月1000円多く返済しています。

返済額が多ければそれだけ早く返済が進み、最終的な返済総額や回数も少なくて済むのです。

返済方式をチェックすればいいと思っていましたが、実はそうではなかったということが分かりましたね。

 

 

追加借り入れをすると返済額が変わる!

 

前の例では10万円を借りたらずっと返済だけをしていくケースを見ましたが、実際の利用シーンでは返済しながら追加で借入をすることも多いのではないでしょうか。

最低返済額は、『借入後の残高』をもとに決めるものと、『借入後もしくは返済後の残高』をもとに決めるものと2通りあります。

 

◇借入後の残高で決める場合

 

利用シーン 10万円借入→1万円返済→5万円返済→4万円返済
残高 10万円  →9万円  →4万円  →0円
最低返済額 5000円 →5000円→5000円

返済したときには最低返済額は変わりません。

 

利用シーン 10万円借入→1万円返済→5万円返済→1万円借入→5万円返済
残高 10万円  →9万円  →4万円  →5万円  →0円
最低返済額 5000円 →5000円→5000円→3000円

借入をしたときにのみ最低返済額が再計算されます。

 

◇借入後もしくは返済後の残高で決める場合

 

利用シーン 10万円借入→5万円返済→1万円返済→1万円借入→5万円返済
残高 10万円  →5万円  →4万円  →5万円  →0円
最低返済額 5000円 →4000円3000円4000円

借入と返済どちらをしたときも最低返済額が変わります

 

上で例に挙げたキャッシング会社ですと、アイフル、アコム、プロミス、モビットは『借入後の残高』で、レイクは『借入後もしくは返済後の残高』で決まります。

前述のシュミレーションでは追加借り入れはしない前提でしたが、返済途中で借り入れをした場合は、最低返済額が少なくなり結果として返済総額が大幅に増額することもありえますので注意してください

 

アコムを例にとってみると・・

10万円借りて、追加借り入れはしなかったら
 返済総額:119,429円
 返済回数:24回
でした。

9万円借りて途中で1万円を追加で借りたらどうなるかシュミレーションしてみました。

 

 

なんと
 返済総額:127,737円
 返済回数:46回

返済総額は約8000円増額し、返済期間はおよそ2倍に伸びてしまいました。

 

 

本当にチェックすべきは・・?

 

返済総額や返済期間は、返済方式によっても違ってきますが、設定されている最低返済額や、一度借りたら返していくだけなのか、それとも借入と返済を繰り返していくのかという利用のしかたによっても大きく変わってくることがお分かり頂けたと思います。

最低返済額は各社バラバラで、利用者に返済の負担を軽く見せるよう最少の金額に設定されています。最低返済額を少なくすることで返済が長期化させ、利息(利益)を多く得ようとしているキャッシング会社もあります。

キャッシング会社を選ぶ際には、金利や借入額、返済方式だけでなく、最低返済額についてもチェックすることが大切です。

また、最低返済額は「少なくてもこの金額は返してね」というものですので、多く返済することができます。余裕があるときはぜひ追加返済をして返済総額、返済期間を減らしましょう。