目次~この記事に書かれていること~
借金の督促でバイト先にまで電話がかかってくるなんて!
今回は、当時バイトをしていたコンビニに督促電話がかかってきたことが転機となり人生が変わったという男性にお話を伺いました。
体験者 :葛西 行男(仮名)
年齢 :21歳(当時)
借入目的:生活費、交際費
借入先 :消費者金融、カード会社
借入額 :50万円
無利息につられ、はじめてのキャッシング。
― はじめてキャッシングをしたきっかけは?
実家からでてひとり暮らしを始めたのがきっかけです。
引っ越し費用が15万円ほど必要だったのですが、ひとり暮らしに反対していた両親に貸してほしいとは言えなくて。 30日間無利息っていう広告に惹かれて消費者金融から借りました。
家を出るときに母親が内緒で3万円を持たせてくれたんですが、なけなしのお金だったと思います。それも生活準備に使ってしまいました。
お金がないのにひとり暮らしなんて考えなしのバカ者でしたね。
― 当時のお仕事は?
コンビニのアルバイトと、たまに工事現場の日雇いで働いていました。
毎月の収入は12万円くらい。コンビニ10万円プラスアルファって感じで、そこから家賃4万円、光熱費1万5000円、携帯1万円、食費3万円などの残りが自由に使えるお金です。
― 消費者金融にはどうやって申し込んだのですか?
自動契約機から申込みをしました。
駅からアパートまでの道沿いにあったので、どこにあるか探す手間はありませんでした。
名前や年齢などの基本的なことの他は、仕事、収入、他に借金があるかどうかを尋ねられ、身分証明証と給与明細を提出しました。
難しいことはありませんでしたが、給与明細を持っていなかったので備え付けの電話で質問して後で持ってくることになりました。
審査が終わって 30万円まで 借してもらえると言われました。 金利は18% です。
ひとり暮らしを満喫。そして借金が増える。
― ひとり暮らしは順調でしたか?
楽しかったですね~。最初は。(苦笑)
実家では、両親が厳しく窮屈な思いをしていたんで、ひとり暮らしの解放感ったらなかったです。毎晩遅くまで遊んでました。
でもお金がないんですぐに財布が空っぽになり、自然とキャッシングして遊ぶようになってしまったんです。
15万円の借金がほぼそのまま残ってるのにも関わらず、 30万円まで借りられることで気持ちが大きくなっていた んだと思います。まだ余裕があるみたいな。
― 月々の返済は遅延なくできました?
このときは毎月1万円が最低返済額で、時間があれば日雇いのバイトで用意していましたが、遊ぶ約束が入ってしまうと働けないので数日遅れて返済することも何度かありました。
数日遅れても何も言われなかったですよ。
― 増額の案内はありましたか?
ありませんでした。
30万円じゃ足りなくて もっと借りたいと言ったことがあったんですがダメでした 。返済が遅れたことが悪かったんだろうな~と諦めました。
キャンペーンで入ったクレジットカードでもキャッシング。
― 増額が認められなかったから他社から借りた?
バイトしていたコンビニでクレジットカードのキャンペーンをやってたんです。
カードを申込めばキャッシュバックがもらえるというもので、店長から勧められたこともあって入会しました。
最初はキャッシングじゃなくてキャッシュバック目的だったんですが、増額できないとなるとどこから借りる?と。結局借りちゃいました。
借りられるとどうしても借りちゃうんです。 我慢が出来なくなってしまっていたんですね。
― 月々の返済は増えましたか?
消費者金融の1万円に加えて、カード会社へ8000円を毎月返済することになりました。
それまでもカッツカツの生活をしていたのに出費が増えるわけですから、返せるわけがないんです。
1、2週間遅れることも多く、まず アパートにハガキが届いて、それでも返さないと携帯に電話がきました 。
ついにバイト先にまで督促電話が!
― 返済がもっと遅れることはなかったのですか?
たいていは2週間以内に返済できていたんですが、体調を崩して何日もバイトに行けなかったりするともっと遅れることもありました。
督促の電話で厳しく怒られるようなことはなかったんですが、だんだん電話にでるのが面倒になってきてちょいちょい無視するようになっていきました。
3ヵ月くらい放っておいたのかな~。 バイト先にまで電話がかかってきた んですよ!
店長に呼び出されたときはまさかと思いましたけどね。
― 店長さんにバレませんでしたか?
キャッシング会社のひとは社名を名乗らなかったみたいですけど、女性の店長だったんで勘がよくてお見通しでしたね。
もうクビになると思ったので、消費者金融で借りられなくなってクレジットカードでもキャッシングしたこと、返済が遅れていて電話を無視していたこと、全部打ち明けました。
― クビ・・ですか?
いえ、クビにはならなかったです。
店長が勧めたクレジットカードで借金が膨らんだってことに責任を感じちゃったみたいで。
しかも店長はシングルマザーで3人育て切った肝っ玉母ちゃんなんで、自分のことも見放せなかったんです。
シフトも増やしてもらって、給料日にはその場で返済させられたりしました。
そのときは超面倒くさかったですよ。正直クビにしてくれと思ったこともありましたし。
でも、今となってはとても感謝しています。
お蔭で借金のことが親に知られることなくひとり暮らしを続けることができていますし、ちゃんと就職して、借金の残りが10万円弱までになりました。
結果として督促電話がバイト先にまでかかってきたのが良かったんですけど、 滞納しておきながら督促を無視するのはやっぱりダメ ですよね。
(編集後記)
滞納したときの督促は、借入先や状況に応じてさまざまです。
一般的な督促の流れや法律で禁止されている取り立て行為などについて、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
『
返済日を過ぎてしまったらどうなるのかを調査しました
』
正当な理由がないのに職場へ督促電話をかけることは禁止されており、申し込み時以外にバイト先に電話がかかってくることはあまりありません。
葛西さんのケースは、他に連絡の手段がなかったため仕方なくバイト先へかけてきたのだと思われます。
どうしても返済が難しいときは、 まず借入先に相談してみましょう 。返済計画を見直し、月々の返済額を減らしてもらえることもあります。
返済は借りたひとの義務ですので、督促連絡を無視するようなことはせず、真摯に対応すべきです。