クレジットカード現金化の思わぬ落とし穴と危険性

 

notokaitakami

 

クレジットカードの現金化は、危険な行為なのでやめましょう。

と、いわれても、いったい何が危険なのかイメージがわきませんよね。

 

ここでは、なんでクレジットカード現金化を利用しちゃいけないなのか?その危険性について考えてみたいと思います。

クレジットカード現金化の知識が少ないひとにも分かりやすく解説していきます。

知識のあるひとも、具体的なトラブルを知って、思わぬ落とし穴に落ちるのを防ぎましょう。

 

 

クレジットカード現金化の基本形は「キャッシュバック」と「買取」

 

クレジットカード現金化は、クレジットカードのショッピング枠を使って現金を手に入れる行為です。

“手に入れる”といっても、実際は、手に入る現金よりも多い金額のカードの支払が残りますので、決して得するということではありません。

 

代表的なしくみとして、キャッシュバック型と買取型があります。

 

◇キャッシュバック型

現金化業者が販売する商品をクレジットカードで購入し、購入金額の何割かをキャッシュバックとして受け取ります。

 

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①Kさんは、インターネットで見つけた業者のホームページで、8万円キャッシュバックされるという商品を10万円で購入しました。

②数時間後に、Kさんの口座に8万円が振り込まれました。

③後日、Kさんの元へ商品が届きました。

④さらに後日、クレジットカード会社から10万円の請求がきました。

 

10万円払って8万円しか手に入らなかったKさんは2万円損しています。

見方を変えると、2万円の利息を払って8万円を借りたと考えることもできますね。
金利が高いというイメージがある消費者金融でもこんな高金利の貸付はありえません

 

ここでKさんが購入した商品は、10万円の価値があるとは到底思えないほぼ無価値のものです。商品を売って2万円の損失を補うことはできません。

 

◇買取型

現金化業者が販売する商品をクレジットカードで購入し、手数料を差し引いた金額で業者が商品を買い取ります。

 

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①Tさんは、「クレジットカード現金化できます」という看板を掲げている店舗に入り、30万円の骨董品を購入しました。

②その場で、手数料9万円を差し引き、21万円で買い取ってもらいました。

③後日、クレジットカード会社から30万円の請求がきました。

 

現金21万円を手に入れるために9万円の手数料を支払っています。30万円の支払いはそのまま残っていますので、大損ですね。

 

 

数限りない現金化手口の発展形

 

実際には、キャッシュバック型や買取型を発展させたさまざまな手口が使われています。

 

◇商品を購入した後にすぐキャンセルするよう指示され、キャンセル料を差し引いたお金が振り込まれる。

◇業者と待ち合わせをして量販店などで指示された商品を購入。その場で現金と商品を交換する。

◇クレジットカード情報を伝えて、業者が商品を購入。後日、利用者の口座へ振り込まれる。

 

さらに、クレジットカード決済ではなく、携帯電話(スマートフォン)を使った決済サービスを現金化に利用するようなケースも増えてきています。

 

 

クレジットカード現金化利用すると、大きな代償を払うことになる

 

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それでは次に、どんな危険性があるのかを具体例でご紹介していきましょう。

 

聞いていた手数料と違った!

クレジットカード現金化では「換金率」ということばが使われます。
キャッシュバック率ともいい、どのくらいの割合の現金が戻ってくるかを表しています。
換金率80%なら、10万円の商品購入で8万円がキャッシュバックされることになります。

 

換金率90%と書かれていたので、10万円の商品を購入しました。

本来なら9万円キャッシュバックされるはずなのに、実際、振り込まれたのは7万円。

聞いていたのと違う!と業者へ問い合わせましたが、まったく取り合ってもらえず、逆に怒鳴られ電話を切られてしまいました。

 

現金が振り込まれない!

「業界最高水準の換金率98%」という広告に惹かれ、業者に指示された25万円の商品を購入しました。

しかし、1週間たっても口座に振り込まれません。

業者へ電話してみましたが、つながらず・・高い換金率に騙されてしまったのです。

 

手数料を二重に取られた!

街で見つけたクレジットカード現金化の店にはいって、商品を購入しようとしたのですが、
「あなたのカードは現金化できません。特別に現金化できる優良店をご紹介します。」
といわれ、業者を紹介してもらいました。

しかし、手数料を二重に取られてしまったために、結局、10万円の商品を購入したのに5万円にしかなりませんでした。

 

あえて、うちではできないといって、紹介料を騙し取ろうとする業者もいるようですので注意が必要です。

 

無理やりお金を借りさせられた!

5万円の商品を買って4万5千円キャッシュバックを受けました。

しかし、通帳を確認すると、それとは別に3万円が振り込まれていました。

業者へ問い合わせると、なんと「3万円は特別融資金ですので、1週間後に4万円返済してください。」と!

まさか勝手に融資されるとは。恐ろしいですよね。

 

個人情報を悪徳業者に流された!

クレジットカード現金化を利用した直後から、見知らぬ業者からの電話やメールが頻繁にくるようになりました。

現金化業者が個人情報を流したのでは?と疑いましたが、何の証拠もなく泣き寝入りするしかありませんでした。

 

クレジットカードを不正使用された!

現金化業者が手続きに必要だからといわれ、クレジットカードの名義、番号、有効期限を伝えました。

問題なく現金が振り込まれてほっとしていたら、現金化で購入した商品の支払い以外にも、複数の身に覚えのない請求が!

現金化業者に不正使用されていたのです。

 

高額のキャンセル料を請求された!

クレジットカード現金化を申込んだけれど、業者の対応がおかしかったので、すぐにキャンセルしたいと伝えました。

すると、業者からキャンセル方法についての説明があったはいいのですが、5万円のキャンセル料を請求されました。

やはり悪質な業者だったのです。

 

 

クレジットカード現金化は、利用者が罰則を受ける可能性もある

 

過去に、クレジットカード現金化業者が摘発された事例がありますが、利用者はどうなのでしょうか。

 

◇クレジットカードが強制解除

クレジットカードの会員規約では、現金化目的でショッピング機能を使用することを禁止しています。

クレジットカード現金化が発覚すると、規約違反で、カードを止められてしまうだけでなく、一括返済を請求され強制的に契約を解除される可能性があります。

 

◇横領罪・詐欺罪に問われる可能性

クレジットカードで購入した商品は、支払いが終わるまでカード会社の所有物です。
業者に売ってしまうと、横領罪に問われる恐れがあります。

また、カード会社を騙したとみなされ、詐欺罪になる可能性もあります。

 

 

クレジットカード現金化を利用しても、一時的に現金を手に入れられるだけにすぎません。

それだけでなく、詐欺の被害にあったり、自分が罪に問われる可能性もある危険な行為なのです。