目次~この記事に書かれていること~
JAは農家のひとのためだけだと思っていませんか。
実は、農業に携わっていないひとも同じようにサービス事業や施設を利用することができるんです。
現にJAの組合員の数は農業者よりもそれ以外の方が多くなってきています。
このようなことからも、
農業者以外のひとにとっても利便性がある
ことがわかりますね。
ここでは、次のような内容に沿ってできるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。
JAに馴染みのない方はぜひとも読んでみて下さい。
◇協同組合と株式会社の違い
◇組合員になると得することって?
◇JAの金融機関『JAバンク』
JA(農業協同組合)とは
『JA=ジェーエー』というのは、農業協同組合の英語の頭文字からとった呼び名です。
Japan Agricultural Cooperatives
日本 農業 協同組合
JAは、互いに助け合う精神をもとに、農家の経営と生活を守り、よりよい社会を築くことを目的として作られた協同組合です。
農業経営や技術に関する指導、生活についてのアドバイス、生産資材や生活資材を共同購入して費用を抑えたり、農作物の直売所を設置したりしています。
また、貯金や融資、共済、高齢者福祉などの事業も行っています。
“ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために”
同じ目的をもった個人や事業者が集まって、互いに助け合いながら運営していく非営利の組織を協同組合といいます。
JAは農業協同組合ですから、農業者を中心とした組合員の農業経営と生活を守ることが第一の目的です。利潤の追求を目的としている株式会社とは大きな違いがあります。
協同組合と株式会社の違い
| 協同組合 | 株式会社 | |
|---|---|---|
| 目的 | 組合員の生産性・生活の向上(非営利) | 利潤の追求(営利) |
| 組織しているひと | 農業者、漁業者、勤労者、消費者、中小企業などの組合員 | 投資家、法人などの株主 |
| 運営するひと | 組合員とその代表 | 株主の代わりに運営する経営者 |
| 運営方法 | 1人1票制 | 1株1票制 |
農家以外のひとでも利用できます
JAは農業者でなくても組合員になれ、JAの事業やサービス、施設を利用することができます。(組合員でなくても、制限される場合がありますが利用することは可能です。)
組合員は、正組合員と准組合員に分けられ、農業者等が正組合員の条件です。
農家でないひとは、加入手続きをしてJAへ出資をすることで准組合員の資格を得ることができます。
准組合員も正組合員と同じように利用できますが、非農業的利害によって支配されることがないようにということでJAの運営には参画できません。
JAの組合員になって得することは?
上のグラフを見て分かるように、農業をしていない准組合員の数が年々増加しています。
JAによって幅がありますが500円から1万円を1口として、1口以上のの出資をすれば組合員になれます。多少の負担はあっても加入するひとが増えているということは、それなりのメリットがあるということ?!何にメリットを感じるかは人によって違いますが、どういったことが特典として考えられるかを、JAのホームページなどから探ってみました。
その1.配当
年度ごとに、出資額や事業の利用高に応じて
配当金がもらえます
。
業績などによっては配当がない可能性がないわけではありませんが、貯金の利息よりも高い利率が期待できるので配当金のために高額の出資をしているひともいるようです。
その2.給油価格
JAが運営するガソリンスタンド、JA-SSでの
給油が組合員価格になります
。
組合員価格だと地域最安値になることもあります。
その3.融資
JAから融資を受けられます。
(JAから融資を受けるためには、原則として組合員になる必要があります。)
各種ローンの金利が軽減されるケースもあります。
その4.JA総合ポイント
JA総合ポイントという
ポイント制度があります
。
JAによっては利用できないところもありますが、ポイント制度を導入しているJAでは「ポイントカード会員を組合員に限定している」「組合員は2倍ポイント」といったJAも多くあります。
ここに挙げた以外にも、無料の法律相談、情報誌の配付、各種割引(人間ドック、介護サービス、葬祭費用・・)など、JAによってさまざまなメリットがあります。
出資金は戻ってくるの?
ところで、出資したお金を返してもらうことはできるのか気になるところです。
JAの窓口で脱退申込書を提出して手続きを行えば出資金が返還されるそうです。
実際の払い戻しは翌年の総代会終了後になること、事業年度実績(大幅な赤字など)によっては全額返ってこない場合もあることはぜひ知っておきましょう。
JAの金融機関『JAバンク』
JAバンクは、JA、信用農業協同組合連合会、農林中央金庫で構成される金融サービスを提供しているグループの名称です。
JAバンクでは次のような商品を扱っています。(一部、取扱い商品が違う場合もあります。)
・普通貯金
・貯蓄貯金
・定期積金
・定期貯金
・ローン(住宅ローン、マイカーローン、カードローン、教育ローン)
・国債
・投資信託
行っている業務内容は一般の銀行とほとんど変わりません。
農業従事者でなくても准会員になることでローンも利用することができます。
JAバンクのローンは、給与振込口座や公共料金の引き落とし口座に指定したり、JAカードを作ったりすることなどで金利優遇を受けられます。 ※金利は各JAによって違いますのでお近くのJAバンクへ確認しましょう。
総合的にみて、融資条件は厳しめですが、条件をクリアして最大限に金利優遇を受けられるひとは検討してみる価値は十分にあります。
また、 手数料が無料で利用できるATMが全国に約9万台 あることや、 ネットバンクのサービスも提供されている ことなど利便性も向上しています。