目次~この記事に書かれていること~
消費者金融のキャッシングは、手軽に申込みができ、融資までの時間が早いのが特徴ですが、金利が高い。
銀行などのローンは、金利は低めでも、年収が低いと審査に通りにくい。
年収が低くても申し込みができて、しかも、超低金利でお金を借りられたらいいですよね?
高校生以上のお子さんがいるご家庭に限られますが、『国の教育ローン』なら、それが可能です。
ここでは、国の教育ローンについて詳しく解説していきます。
えっ?それじゃ学費しか借りられないよね? と疑問に思った方も、ぜひ、読み進めてみてくださいね!
日本政策金融公庫の『国の教育ローン』
日本政策金融公庫は、2008年に設立された 100%政府出資の政策金融機関 で、小規模事業者や創業企業への事業資金融資、子どもの教育資金融資などを行っています。
日本政策金融公庫が行っている子どもの教育資金融資を『 国の教育ローン 』と呼びます。
政府が出資しているということで安心感がありますよね。
国の教育ローンのメリット
国の教育ローンのメリットを挙げてみましょう。
◇金利が低い
◇返済期間が長い
◇年収が低くても利用できる
◇使い道が幅広い
年 2.05% の固定金利
国の教育ローンの金利は、2016年2月10日現在で 年2.05% の固定金利 です。
大手銀行の教育ローンの金利が下表の通りですので、超低金利だということがわかると思います。
| みずほ銀行 | 教育ローン(無担保) |
変動:3.475%
固定:4.400% |
| 三菱UFJ銀行 | ネットDE教育ローン | 変動:2.750% |
| 三井住友銀行 | 教育ローン(無担保型) | 変動:3.475% |
(2016年2月24日現在)
また、固定金利で、 完済までずっと借入時の金利のまま変わらないため、返済計画が立てやすい ですね。
※連帯保証人を立てない場合は、公益財団法人の保証機関を利用することになるため、保証料が別途必要です。
返済期間は 15年以内
先述の大手銀行の教育ローンの返済期間が、10年以内なのに対し、国の教育ローンは、 15年以内と長め に設定されています。
世帯年収200万円以下の方の優遇制度
民間の教育ローンでは、年収200万円以上でないと申し込みができないようなものもありますが、国の教育ローンは年収が少なくても利用できます。
世帯年収が200万円以下(世帯所得122万円以下)の場合は、金利や返済期間が優遇されます。
金利: 2.05% → 1.65%
返済期間: 15年 → 18年
母子家庭、父子家庭も同様の優遇が受けられます。
幅広い使い道に対応
入学金や授業料といった、学校に納めるお金はもちろんですが、滑り止めで受けた試験を含めた受験費用(受験料、交通費、宿泊費など)、下宿先のアパートの敷金、家賃、教科書、教材費、パソコン購入費用、学生の国民健康保険料などなど、さまざまな使い道が認められています。
そして、入学金、授業料、教材費などの主なものについては、できる限り使い道がわかる書類を用意するよういわれますが、細かなものについては不要と思っていいようです。
ここで浮かぶのが「 借りたお金を教育資金以外に使ったらダメだよね? 」という疑問ではないでしょうか。
実は、
「車を買わないといけない。車を買うと教育費を払うのが困難だから貸してもらいたい。」
「家を建てたので、教育費の支払いがあると生活していけない。」
など、
教育資金を借りる必要性があれば融資の対象
になります。
(最終的に借りたお金がどこに流れたかまでは厳しくチェックされません。)
もちろん、ウソの申告はNGですので、気を付けましょう。
借りたからには、学費はきちんと納めてくださいね。
国の教育ローンについて、もう少し詳しく解説
融資対象となる学校
中学卒業以上のひとを対象とした、修業年限が原則6ヵ月以上の教育施設に、子どもが入学・在学していることが利用条件です。
◇大学、大学院(法科大学院など専門職大学院を含む)、短期大学
◇専修学校、各種学校、予備校、デザイン学校
◇高等学校、高等専門学校、特別支援学校の高等部
◇外国の高等学校、高等専門学校、短期大学、大学、大学院(原則6ヵ月以上の留学)
◇その他職業能力開発校などの教育施設など
融資限度額
子ども
ひとりにつき350万円まで
借りることができます。
(外国の短大・大学・大学院に1年以上在籍する資金として利用する場合は450万円まで)
子どもが2人いれば、最大700万円まで利用できるということですね。
ただし、今後1年以内に必要になる費用が融資対象です。
入学時に100万円、2年生になって100万円を追加で融資を受けることも可能です。
申込みに必要な書類
◇借入申込書(所定のもの。インターネット申込みは不要。)
◇住民票の写しまたは住民票記載事項証明書(世帯全員が記載された原本)
◇免許証またはパスポート
◇源泉徴収票または確定申告書(控)(直近のもの)
◇預金通帳、クレジットカードの利用明細、領収書など
(最近6ヵ月分以上。住宅ローン、家賃、公共料金の支払い状況が確認できるもの。)
申し込み内容によっては、次のような書類が必要になります。
◇合格を確認できる書類
◇在学を確認できる書類
◇使い道を確認できる書類 など
融資までの流れ
≪申込み≫
インターネット
(パソコンから)、
郵便
のどちらからでも申し込みできます。
↓ 申込から10日前後
≪審査結果の連絡≫
「ご融資のお知らせ(兼借用証書)」などの書類が送られてきます。
↓
≪契約≫
郵送または来店で、日本政策金融公庫へ
契約に必要な書類を提出
します。
↓ 審査結果の連絡から10日前後
≪融資≫
申込人名義の金融機関口座へ入金
されます。
学校に直接入金されることはありません。また、送金手数料は申込人負担となります。
返済方法
元金と利息を合わせて、 毎月一定額 を返済していく、元利均等返済です。
最大で融資額の2分の1までを
ボーナス月の増額返済も可能
です。
また、
在学期間中は、元金を据え置き、利息のみを返済することもできます
。
問い合わせ先
日本政策金融公庫 教育ローンコールセンター
0570-008656
(月~金 9:00~21:00 土 9:00~17:00)
日本政策金融公庫のホームページにある、返済シュミレーションでは、毎月の返済額、返済総額を試算することができます。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/ippan/sim.html