目次~この記事に書かれていること~
「クレジットカード現金化」と呼ばれる行為は、クレジットカードのショッピング機能を使って現金が手に入るということで、どこからもお金を借りることができないで困っているひとに利用者が多いといわれています。
しかし、 クレジットカード現金化は利用しないようにと、国が注意を呼びかけています 。
なぜ、クレジットカード現金化を利用してはいけないのでしょうか。
ここでは、クレジットカード現金化のしくみから、問題点を探っていきたいと思います。
クレジットカード現金化は、ショッピング枠を換金目的で利用すること。
クレジットカードには、商品やサービスを購入する際に、支払いを後払いにする 『ショッピング』機能 と、お金を借り入れる 『キャッシング』機能 があります。
それぞれに、利用できる金額の上限(利用枠)が設定されています。
クレジットカード現金化は、 ショッピングの利用枠を換金する目的で利用する行為 のことをいいます。
代表的な事例をご紹介します。
◇Aさんの場合:キャッシュバック式
借金の返済が滞って困っていたAさんは、何かいい解決策はないかとインターネットを検索していました。
すると、ある業者のホームページを見つけました。
「来店不要」「審査なし」「最短10分」「インターネット決済」
その上、初めての方でも丁寧に説明しますといった安心感のあることばが並んでいます。
ここなら大丈夫と思ったAさんは、 業者のホームページで50万円の商品をクレジットカード決済で購入 しました。
その後、Aさんの口座に業者から 40万円が振り込まれ ました。
Aさんは、「よかったよかった」と、その40万円で借金の返済をしました。
翌月、 クレジットカード会社から50万円の請求 が!!
◇Bさんの場合:買取り式
ある日、Bさんが街を歩いていると 「お金に困ったら即現金化」 と書かれたお店が目に入りました。
会社の資金繰りに悩んでいたBさんは、吸い寄せられるように店に入りました。
そこには 親切そうな女性のスタッフ 。
「こちらの商品をご購入いただければ、 すぐに購入価格の9 割で買い取らせていただきます ので簡単です。」
Bさんは、 30万円の商品をクレジットカードで支払って、その場で27万円で買い取ってもらいました 。
もちろん、 30万円のクレジットカードの請求 が、後日届きました。
借金の金利に換算すると、とんでもない利率になります!
上の例でAさんは、現金40万円を手に入れるために、クレジットカードで50万円の支払いをしました。10万円の損ですね。
これは、40万円借りて、1ヵ月後に50万円(利息10万円)返済するのと同じといえます。
1ヵ月を30日として、金利を計算すると、 年304% になります。
Bさんのケースでも、27万円を30日間借りたときの利息が3万円ですので、金利換算すると 年135% です。
金利が高めの消費者金融でも、年18%程度で借りられますので、超高金利だということがわかると思います。
これでも、あなたはクレジットカード現金化を利用しますか?
クレジットカード現金化の危険性は、まだまだあります。
クレジットカード現金化を利用してはならない理由は、他にもあります。
合法とは言い切れない。限りなく黒に近いグレー。
クレジットカード現金化業者は、
「景品表示法を遵守している」
「公安委員会の許可を得ている」
というような言葉を使って、あたかも合法で安全な方法であるかのように謳っています。
しかし、現金化は景品表示法に違反してはいませんが、 現金化自体が法的に認められているわけではありません 。
また、公安委員会から得ているのは、古物商(中古品の売買・交換を商売にするもの)としての許可ですので、 クレジットカード現金化業者として許可を得ているわけではありません 。
クレジットカードの規約違反。強制退会させられることも。
クレジットカードの会員規約には、クレジットカードを換金目的で使用してはいけないという旨が記載されています。
違反したことが知られると、 強制退会させられて、利用残高を一括返済するよう求められる 可能性があります。
あなたの個人情報が、闇金に渡されてしまうかも?!
クレジットカード現金化業者のなかには、とても悪質なものもいます。
◇キャッシュバックされた額が聞いていたよりも少なかった
キャッシュバック率95%と謳っていたのに、実際に振り込まれたのは、80%にも満たない金額だった。問い合わせても取り合ってもらえなかった。
◇現金が支払われなかった
キャッシュバックされるのを待っていたが、
いつまでたっても振り込まれない
・・
電話してみたが、すでに解約されていて泣き寝入りするしかなかった。
◇キャンセルしたいといったら高額なキャンセル料を請求された
業者のホームページから商品をで購入したけれど、やっぱり怖くなってキャンセルの依頼をしたら、
キャンセル料を支払わされた
。
しかも、後日、クレジットカードの請求書を見てびっくり。キャンセルされていなかった。
◇身に覚えのないクレジットカード請求がきた
クレジットカードの明細書に身に覚えのない支払いがいくつもあり、 業者による不正使用 が発覚。すぐにカード会社へ連絡した。
◇あやしい業者からの電話が次々とかかってきた
クレジットカード現金化業者に伝えた、住所、氏名、電話番号などの 個人情報が、闇金と思われる業者へ渡っていた らしく、電話やDMがひっきりなしに届くようになった。