目次~この記事に書かれていること~
キャッシングにあまりいいイメージを持っていないひとは多いかもしれません。
多重債務者に関するメディア報道や、かつての強引な取り立て、住宅ローンなどの目的ローンに比べて金利が高いといったことが、悪い印象を与えているのでしょう。
しかし、実際に、「 とてもいいサービスだから長年利用している 」というひともいます。
ここでは、20年以上もキャッシングを続けていると話す男性が実践している“ キャッシングと上手に付き合うコツ ”をご紹介したいと思います。
クビ・金銭感覚の麻痺・失恋。過去の失敗から学んだこと。
わたしがキャッシングを利用し始めてから20年以上が経ちますが、最初のうちは、いろんな失敗をしました。挙げればきりがないほどですが、そのいくつかをお話しします。
◇返済し忘れてクビになりかける
わたしの借金デビューは、消費者金融でした。
なんの目的で借りたのかはもう忘れてしまいましたが、おそらく数万円だったと思います。
利息を含めた全額を翌月返済する約束で借りました。
しかし、 「そろそろ返しにいかなきゃいけないな」と思っていたときに、仕事で大きなミスをしてしまった のです。
朝から晩までかけずり回り、家に帰れば倒れるように寝て、気付いたら朝。すぐ会社に向かうという生活を何日も続けた結果、 約束した返済日を1週間以上過ぎてしまっていました 。
しかも、こちらから何の連絡もすることなしにです。
返済のことを思い出したのは、事務の女性から「
数日前から何度も何度も同じ男性から電話がかかってきていますよ。
」と聞いたときです。消費者金融からの督促の電話でした。
後になって知ったことですが、このことが上司の耳にも入っていたらしく、重大なミスを犯したこともあり、 危うくクビになりかけていた そうです。
◇借金の感覚が薄れて負債が50万円になる
なんとかクビは回避したものの、職場での風当たりが強くなったように感じ、ストレスが貯まっていたのでしょう。
お酒が好きだったわけじゃないのに、ほぼ毎晩 飲み歩くようになりました。
給料日前になると飲みに行くお金が足りなくなり、借入はどんどん増えていきました。
そうこうしているうちに、いつしか 自分の口座からお金を引き出しているような感覚に陥り、気付けば借金は50万円 になっていました。
当時のボーナス2回分でも完済できない金額にまで増えていたのでした。
◇ローンカードが彼女に見つかりフラれる
わたしには、学生のときからお付き合いをしていた彼女がいました。
両親にも紹介し結婚も意識していた女性です。
しかし、ある日 彼女に 消費者金融のローンカードを発見されてしまい、借金のことが知られることになりました 。
そして翌日、 彼女から別れを告げられました 。
とてもまじめで堅実な家庭で育った女性でしたので、借金をするような男との未来が思い描けなかったのだと思います。
わたしはこのような数々の失敗を経て、キャッシングの怖さを思い知ったのでした。
クレジットカードのキャッシングを選んだわけ
現在、わたしが利用しているのは、クレジットカードのキャッシングです。
以前は消費者金融などを含め複数社のキャッシングを利用していたこともありましたが、返済管理が面倒なので、今はひとつにまとめています。
また、会社を辞めて個人事業主になった今、 急な支払いにも柔軟に対応できる こと、 海外出張の際にも出張先でキャッシングできる ことなどの理由で、クレジットカードキャッシングを選択しました。
それから、過去に彼女にフラれたつらい思い出も一因ですね。
クレジットカードを持っている=借金がある とは思われません
ので。
キャッシングする上で決めている自己流のルール
クレジットカードであれ、消費者金融であれ、なんでも 借金から人生を狂わしてしまうひとは大勢います。
わたしもそのひとりになりかけたのは間違いありません。
それならキャッシングをきっぱりやめればいいじゃないか! とつっこまれそうですね。
サラリーマンだったらそうしていたと思いますが、今は仕事柄 急な出張などでどうしても現金が必要になることがあり、そのときちょうど収入の谷間だったりするとキャッシングがかかせない のです。
わざわざ銀行から融資を受けるまでのまとまった金額じゃないし時間もない、私的なお金をビジネスにまわすのも色々と面倒です。
ただ、過去の経験を踏まえ、 キャッシングが原因で痛い目に遭わないようにいくつかのルールを決めています 。
◇収入があったらすぐに返済
わたしの利用しているキャッシングの返済は、毎月15日締めで翌月の10日に5万円(借入金額が5万円未満ならその金額)と利息を口座から引き落とすような設定になっています。
自動引き落としで返済すると引き落とし日までの日数分の利息がかかる ことになりますが、それより前に 繰り上げ返済できれば利息を抑えることができます 。
『自動引き落とし』と『すぐに返済』した場合で、具体的に比較してみると次のようになります。
借入日:4月20日 借入額:30万円 金利 :年18%
| 自動引き落とし | すぐに返済 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 返済日 | 返済額 | 残高 | 返済日 | 返済額 | 残高 |
| 5月10日 | 53,698円 | 25万円 | 4月25日 | 300,739円 | 0円 |
| 6月10日 | 53,821円 | 20万円 | ― | ||
| 7月10日 | 52,958円 | 15万円 | ― | ||
| 8月10日 | 51,910円 | 10万円 | ― | ||
| 9月10日 | 51,528円 | 5万円 | ― | ||
| 10月10日 | 50,739円 | 0円 | ― | ||
| 利息総額 | 14,654円 | 利息総額 | 739円 | ||
4月25日に全額返済すれば、利息は 739円 で済んでしまいますが、自動引き落としにまかせていると 14,654円 もかかってしまうのです。
毎回こんなに差が出るわけではありませんが、 売上金などの収入が入ったらすぐに返済して利息を最小限に抑えるようにしています 。
◇借入明細を捨てずに持ち歩く
キャッシングを長く続けていて一番困るのが、借金をしている感覚がなくなることです。
はじめてお金を借りたときのドキドキ感や後ろめたさはどこへやら、あたかも自分の口座から下ろしている感覚になってしまっているひとも多いでしょう。
これはとても恐ろしいことですので、 絶対に借金だということを忘れないために、わたしは借入明細は捨てずに財布に入れておき、完済するまでいつも目につくようにしています 。
◇限度額を増額しない
キャッシングにはいくらまで借りられるか限度額が決められていますが、きちんと返済しているとカード会社から「限度額を引き上げませんか?」と勧誘されることがあります。
でも、わたしは限度額を増やしてしまうと返済困難になりやすいと考えて、 これ以上増額しないと決めています 。
限度額を超える現金が必要になるような仕事はリスクが高いと判断して引き受けません 。
わたしは、 この3つのルールを守っているからこそ、キャッシングとうまくつき合いながら仕事をしていけている のだと思っています。そして、これからもずっと続けていくつもりです。