債権というと国債や社債がなじみがありますが、債権の中には 「金融債」というのもあります。
これは、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、新生銀行、あおぞら銀行、三菱東京UFJ銀行、農林中央金庫、商工組合中央金庫、信金中央金庫が発行している債権です。ただし、現在新規発行しているのは、「信金中央金庫」だけです。
「金融債」は、以前は長期資金を得るための結いつの手段でしたが、その後の金融自由化の発展によって資金調達の方法が増えたため、「金融債」の発行残高は次第に縮小していったんですね。
現在、新規発行しているのは信金中央金庫の利付金融債(リツレン)だけですが、利付金融債というのは、半年ごとに利子が支払われる金融債で、満期(償還期限)は個人向けの募集発行債が1~5年、法人向けの売出発行債が5年で、ともに1万円から購入できます。満期時に元本が戻ってきます。 「金融債」は「預金保険制度」の適用対象でもあります。 なお、中途売却は1年目以上は可能ですが、手数料がかかります。また、法人向けの金融債の場合は保護預り契約の対象外なので預金保険制度も対象外になっています。
「金融債」には利付金融債のほかに割引金融債というのがあります。割引金融債は、みずほ銀行のワリコーや新生銀行のワリチョーがありますが、これは、利子の支払いがない代わりに利子相当額を割り引いて発行される金融債のことです。個人向けの売出発行だけで、満期は一般的に1年で、額面1万円から購入可能です。現在は新規発行している金融機関はありません。
「金融債」は発行者が、あらかじめ発行総額、発行価格、発行日、申込期間、利率等の発行条件を決めて、投資家を募集するので、興味のある方は、条件を確認の上、期間内に申し込んでください。余裕資金があって、満期まで待てるという方なら向いていると思います。