「クレジットカード現金化は、絶対にやめましょう」なんていう広告を見かけますが、ちゃんとした許可を取って営業している業者なら大丈夫ですよね?
それとも、クレジットカード現金化は、違法行為なんですか?
クレジットカードの現金化は、現時点では“ 限りなく黒に近いグレー ”といえます。
しかし、今後、法律が改正され、違法行為となる可能性も十分にあります。
◆クレジットカード現金化とは
クレジットカード現金化は、 ほとんど価値のない高額商品をクレジットカード決済を使って購入し、手数料を差し引いた額の現金を受け取る というものです。
例えば
①あなたが、業者が販売する50万円の商品をクレジットカードを使って購入します。
(ここで購入する商品の実際の価値はほとんどありません。)
②クレジットカード会社から業者へ50万円が支払われます。
③業者は、あなたに現金40万円をキャッシュバックします。
(業者が商品を買い戻す形を取っているケースもあります。)
「クレジットカードのショッピング枠を利用して簡単に現金を手にできるなんて、いいサービスだ」なんて感じてしまうかもしれませんが、50万円のクレジットカードの支払いはそのまま残っています。
10万円の損失に加えて、分割やリボ払いにしたら、その金利手数料も払わなければなりません。 一時的にしのげたとしても、借金を増やすだけの行為 なのです。
一方、業者は何の損害も受けることなく、多額の手数料を儲けることができてしまうしくみになっています。
◆今のところ違法と言い切れないのは、どうして?
業者と消費者のお金の貸し借りは、「貸金業法」という法律で規制されています。
・貸金業として営むためには、貸金業者として登録することが義務付けられています
・金利の上限が決まっています
・貸すことのできる金額は年収の3分の1までに制限されています
貸金業者なら、貸金業法に違反しているとなれば罰せられます。
しかし、クレジットカード現金化は、 商品の売買という形を装っているために、お金の貸し借りに当らず、貸金業法を適用することができません 。
そのため、貸金業法に抵触しない、いわば「 脱法行為 」なのです。
◆合法・適法と謳っているのは、クレジットカード現金化自体のことではない
クレジットカード現金化業者のなかには、合法・適法であると宣伝しているものがありますが、クレジットカード現金化自体についていっているのではありません。
『景品表示法を遵守しています』
クレジットカード現金化が、景品表示法の景品に該当しないというだけです。
『公安委員会の許可を得ています』
公安委員会が、古物商としての許可を与えているにすぎません。
あたかも、クレジットカード現金化が法律で認められているというように謳われていますが、決してそのようなことはありません。
◆クレジットカードの会員規約で禁止された行為
いますぐに違法行為として罰せられることはありませんが、 クレジットカードの会員規約には、換金目的での利用を禁止する旨が記載されいますので、規約違反になります 。
発覚すれば、 利用残高の一括請求やカードの利用停止、強制退会 などの罰則が適用される可能性があります。
◆もっと怖いクレジットカード現金化の手口
クレジットカード現金化を利用したことでもっと恐ろしいトラブルに巻き込まれることもあります。
◇広告に書かれていた手数料よりも多く取られる
◇高額なキャンセル料を請求される
◇現金がキャッシュバックされない
◇闇金業者に個人情報を売られる
◇クレジットカード現金化業者を装っているが実態は闇金業者
等々の被害事例が報告されています。
クレジットカードの現金化は、このような トラブルに巻き込まれたり、場合によっては罪に問われる可能性もゼロではない ことを知っておきましょう。